Fringe Kayak Trip

Granstream 大瀬志郎のBlog

冬の北山川リバーツーリング

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冬の北山川下ってきました。久々の太平洋の朝日に目覚め、海も漕ぎたい衝動に駆られながらも北山川へ。水量が少なく、ジェット船も運休。静かな静かな北山川を貸切で下りました。キャンプ地は道路も人里も離れた大きな浜。テント100張張れそうでしたが、ここも我々だけ。静かな浜に焚き火の音と我々の笑い声だけが響いていました。ゆったりとした流れに身を任せ、カヤックで川を下る、海を漕ぐのとはまた違う世界観に、海を漕ぎ慣れている我々は戸惑いながらも、その心地よさにはまりきった二日間でした。上陸後、熊野ローカルガイド上野君のカフェを訪ね、遅めのランチ&グランドキャニオンと合気道の話を聞いて(すみません、俺だけ夢中。カレー旨かった。コーヒーごちそうさま)その後、川湯の仙人風呂に入って旅を〆ました。なんだかのんびりと紀伊半島の自然に身も心もゆだねながら、海にしても川にしても山にしても、カヤックに限らず「自然回帰」な旅を提案していきたいなあと思ったのでした。アウトドアのスキルはサバイバルスキルではなく、ライフスキル。生きていくために必要なスキルだと思います。若者たちよ、都会で生きていくにしても身につけておけば、損はないですよ。
上野君のウェブサイト http://www.kumano-experience.com/WP2017/
川湯の仙人風呂 http://www.hongu.jp/event/senninburo/
紀伊半島企画、もっと増やそうかな。

今回の旅の相棒、Kライト。古いKライトでも川ならバッチリ使えますよ。

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でもやっぱり焚き火のそばで寝よう!

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木削り先生、福井君マキノに来る。

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俺(我が家)にとっての木削り先生、福井君が静岡からマキノに遊びにやってきた。山から集めてきたはいいが、燃やすに燃やせず、福井君のためにとっておいた山の木、家にもともとあった古材から木削り用にいい材を選別して持って帰ってもらった。梅、桜、山桜、さつき、金木犀、ケヤキ、栗、モッコク、この辺りの木は厳しい冬を越ために福井君の住む静岡の海辺の木より、いい引き締まっていていい材だと福井君が言っていた。木をのこぎりで切って、小刀ですこしづつ削って木の状態を確かめた。福井君はヤスリを使わない、すべて刃物で削る。そうすることで木の断面が硬くなり、水に強い食器になるようだ。力を入れすぎず刃を滑らせ、木屑が丸々ように削る。虫に食われて、使えない木や木屑は薪ストーブへ直行。燃やせばすぐに灰になるが、福井君の手にかかり食器や遊び道具になれば一生使える道具となる。カヤックのフレームも元々、木で作られる。これから深く関わろうと思っている沖縄の船、サバニも木、今住んでいる家も木、暖をとるにも木、お皿や食器も木となれば、木とはなんと近い存在なんだろうか。海の水が雨となり、木を育み、そして木は船となり海へ出て行く。海と山、水と木、自分の中ではっきり繋がってきたぞ。福井くん、ありがとう。

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「極夜行」角幡唯介

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角幡唯介から新著、「極夜行」送られてきた。極夜(きょくや)とは冬の極地における太陽の昇らない長い期間のこと。それを4ヶ月間、一匹の犬と二人で太陽のない北極圏の氷の上をソリを引いて旅した話。昨年は、琵琶湖、三陸、五島と3回も一緒にカヤック漕いだが、あまりこの旅の話をじっくり聞かなかったので、この本をじっくり読んでみよう。彼と出会って、おかげでグリーンランドがずいぶん身近な存在になった。いつ行けるかは分からないが、いつか北極圏をカヤックで旅できるようスタンバイ状態にはしておきたい。まずは本の中で北極圏の妄想トリップに出かけてみますか。

極地を目指す山口君のスキートレーニング

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スキーは子供の時以来やったことがないけど、今度、角幡唯介と一緒に極地に出かけるかもしれないので、ノルディックスキーのトレーニングを受けたいいう山口将大(Granstream臨時スタッフ)と二日間、マキノにてノルディックスキートレーニング。スキーはステップソール&3ピンビンディングテレマークスキーを使用。まずは河原の土手を登っては滑り、登っては滑る。あとは棚田を歩いたり、琵琶湖岸を歩いてソリ引いてみたり、スキー場跡地をのぼって降りてきたり、滑りの技術というよりは歩き、登りメインの移動技術トレーニングをみっちりやった。スキー未経験者がノルディックスキーの滑りの技術を磨くのは時間がかかるが、スキーを使用してカヤックのように雪上を移動する技術は体力さえあれば、二日もあればほぼ身につく。雪上でのスキーの機動力に感動して東京へ帰った山口くん。カヤックのようにスキーも使いこなせるように頑張ってくれ。今度はソリ引いて、雪中キャンプだ!

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granstream.jp

 

海のことを伝えるということ。黒潮の国、日本。

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奥琵琶湖に降る雪も、もとはと言えば黒潮の海の水。日本の海のみならず、山も日本の気候はすべて黒潮の影響を受けている。今回はその黒潮中流域に汚染物資が広がってしまっている。今までカヤックで漕いできた奄美屋久島、鹿児島、五島、特にそのあたりの海に何かしらの影響が出るだろう。そして隠岐の島、若狭の海にまでその影響はでると思っている。(出なければそれにこしたことない。)太平洋も日本海も日本周辺の海は、南から北へ流れている。そのことをカヤックを漕いで体感してきた。それは俺にとって当たり前のことだけど、海にでない人たちには当たり前のことではない。だから今回のこともそんなに重要なことに感じない人たちが多くいるのだなという見解をもった。サーファー、ダイバーやウィンドサーファー、漁師(海釣師)シーカヤッカー、そういう海にダイレクトに出る人々が海のことをもっと海に出ない人たちに伝えていかないとダメなんだなと今回、心から思った。俺もちょっと真面目に考えてみます。

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