KOKATAT(コカタット)PFD/ライフベスト
(10年に一度、買い替える大瀬個人使用のPFD達 左から、Guide , OutFIT , Ronin Pro 写真:山田マコト)
カヤックを楽しむ上で、非常に重要な事、それは安全です。安全を守る上で非常に大切な装備、それがライフベストです。カヤックの世界では、PFD(ピーエフディー/Personal Floation Deviceの略称)といわれています。Granstreamでは、アメリカのKokatat(コカタット)とうブランドのPFDをお勧めしています。このメーカーの作るPFDは、アメリカのコーストガードの認可を受けており、Type Ⅲ(スリー)、またはⅤ(ファイブ)とうグレードにカテゴリーされています。浮力や形状でわけられるのですが、着用していても身体が動かしやすく、また浮力が7kgのくらいのものが、Type Ⅲとなり、それと同等、もしくはそれより少し浮力があり、特殊な形の物がType Ⅴとなります。私がKokatatというブランドを知ったのは、20年前、Vancouverででした。冬のVancouverでカヤックを漕ぐ時にダグ身につけていたのが、Kokatatのドライスーツでした。その時、KokatatはクロージングのみでPFDを作っていませんでした。当時、私はエイアンドエフ社でカヤックの営業担当をしていたのですが、KokatatがPFDを新しくラインナップに加えることになり、しかもそれをエイアンドエフ社が扱えるかもしれないということになりました。私はダグが身につけていてKokatatがいいブランドだということは分かっていたので、すぐに扱いたいと希望を伝えました。PFDのラインナップとして、はじめに発売されたのがOutFITですが20年前とほとんど形は変わっていません。OutFITは当時としては躍進的なデザインのPFDとしてリリースされました。。それまでのPFDに比べ、肩まで入っていたパッドは肉抜きされ、肩がまわしやすくなりました。肩や脇の調節するベルトが増え、身体へのフィッティングも良くなりました。ロータスデザインというメーカーも同時(すこし早く?)に同じようなデザインのPFDを発売したので、Kokatatが真似をしたのではないかいう話もありました。ロータスデザインのPFDも良かったですが、その後、パタゴニアに買収されて、今ではパタゴニアのラインからなくなってしまいました。
それから20年が経ち、ほとんどのPFDのデザインは当時のOutFITのような形となり、各社着心地もそれほど変わらなくなりましたが、私は今も変わらずKokatatをお勧めしております。大きな理由は二つです。OutFITのアウターの生地のコーデュラナイロンの耐久性は抜群です。シーズンインすると毎日のように紫外線にさらされる私のPFDも大事に使えば、10年は持ちます。20年前、10年前に新調したPFD達も生地は色あせ、所々すりきれて破れてきてはいますが、中のフォームはへたる事なく、健在です。もう一つの理由は、フロントパネルの厚さです。最近のPFDは肩周りの自由度を増すために肩の浮力をお腹部分に集中させています。(Roninにもその傾向があります。)しかし、このお腹の厚みがセルフレスキュー(movie)でカヤックに乗り込む時にひっかかり邪魔します。Kokatat のPFDのスタンダードラインは、肩からお腹にかけて、うっすらとテーパーがかかっているので、カヤックに引っかかりにくく邪魔になりにくいのです。
さて最近、次の30年目に向けて、 新しくRonin Proを新調しました。またこの新しいPFDが10年間、私の命を守ってくれることでしょう。
Kotatat OutFIT
仕 様
Sizes : S / M / L / XL / XXL
Colors : ■mango ■red
(写真のカラーはmangoです)
価 格
販売価格(税込)¥18,900- (本体価格¥18,000-)
Granstreamでは、主にOutFITをお勧めしております。女性用は、MsFITがあります。OutFITやMsFITにポケットやリフレクターが増設されたTourモデルもあります。 その他のモデルに関しては、Kokatat本国サイトをご覧下さい。クロージングを含め、取り寄せ可能です。
□MsFIT 販売価格(税込)¥18,900- (本体価格¥18,000-)
□OutFIT,MsFIT Tour 販売価格(税込)¥23,100- (本体価格¥22,000-)
□Guide PFD,Ronin Pro 販売価格(税込)¥32,550- (本体価格¥31,000-)