隠岐、島前(どうぜん)の旅 その1
GW後半は、隠岐、島前(どうぜん)に行ってきました。メイストームの爆弾低気圧の影響で5日間の滞在中、3日間は昼夜を問わず、10m近い(時にはそれ以上)の風が吹き荒れており、ついにグランストリーム史上、2度目のまったく漕げないカヤックツアーとなりました。なんということでしょう!ツアー企画当初より、寒気と暖気がぶつかりあいやすいGWは荒天が多いので、漕げても島前の内海になるだろうとは予測していたのですが、想定以上でした。昨年の五島もそうだったのですが、本州が移動性の高気圧に覆われても、島の位置だと高気圧の縁になり、また周りに何も遮るものがないので、五島、壱岐、対馬や隠岐のラインで本州側より予想以上に風が吹き荒れることが多いと思います。また今回は日本と朝鮮半島で圧縮された西風が隠岐の方まで吹き荒れてきていました。あの風が吹けば、昔の船も朝鮮から隠岐へは風を使って簡単に渡れたんではないかと思いました。しかし、風を避けてくれるだろうと思っていた内海側まで10m以上の風が吹き続ける始末。まあ、そんなこんなでまずは海にも出れないので、風が止むタイミングを待って、それまで陸(おか)を巡りましょう、ということになったのでした。
いつもは海から訪れるのだが、初めてバスで訪れた大荒れの国賀海岸。しかし隠岐の海は碧く、緑が濃い。
出待ちのカヤックたち。