隠岐、島前(どうぜん)の旅 その3
普段カヤックを足にして、島を自由に行き来している我々であったが今回ばかりはガソリンを動力とした連絡船に頼り、島間を移動することとなった。こちらは島内の連絡船「いそかぜ」。600円の周遊券で1日乗り放題。いそかぜに乗り込んで、西ノ島の焼火(たくひ)神社のある焼火山を訪れた。焼火山(452m)は西ノ島の最高峰。島根半島から隠岐へ渡る時も焼火山がランドマークとなる。隠岐の島前(どうぜん)はこの焼火山を中心としたカルデラ地形。周りの島々はこの焼火山の外輪山となる。
そして焼火山の中腹にある焼火神社は日本海の船人の海上安全の神。その昔、灯台が出来る前、寺社において神仏に捧げられた灯明が夜間航海の目標とされたようだ。海の旅人である我々にとっては最も重要な神様。しっかり拝む。神社も含め、山全体がいい場所だった。
いい森を抱えた焼火山。
知夫里島と西ノ島の水道。湾内は天然の良港。多くの北前船がこの神社の灯明を目指してきたと思うとワクワクするなあ。
ピークへと向かうナイスなトレイル。
でもマムシにはご注意を。