瀬戸内海とびしま海道4Daysカヤックトリップ
フェザークラフト自艇所有者対象のツアーで竹原から呉まで「とびしま海道」を4日間漕いできました。この企画にご参加いただくには、琵琶湖ロングディスタンスを漕ぐに相当する実力が必要となります。1日、30km漕ぐ力、キャンピング能力、パッキングしたカヤックの運搬能力が必要となります。当ツアーにご参加希望の方は、まずは琵琶湖ロングディスタンスにご参加ください。琵琶湖で風浪(風波)の中、長距離を漕ぐ力を身につければ、琵琶湖+潮流(潮の流れ)=瀬戸内海を漕ぐ力が身につきます。2017年も行います。興味のある方はお問い合わせください。琵琶湖でトレーニングしましょう!
「瀬戸内海フリンジカヤックトリップ」
カヤックにまたがって、4日間、瀬戸内海の島々を巡ってきた。コースはしまなみ海道の隣に東西に連なるミカンの島々、飛島海道。昼間は海の上で、潮や風にさらされながら漕ぎ、漕いでは上陸して島々を巡る。このエリアを漕ぐには、潮流に横切ったり、逆らったりできる漕力が必要となる。潮流と風が真正面からぶつかると海が荒れる。背筋を伸ばし、腕力だけでなく、身体全体を使って漕げるとカヤックは荒れている海の中でも進んでいく。パドリングは有酸素運動。漕ぐことでハアハアゼーゼーと呼吸は乱れない。ゆっくりと、しかし、しっかりと全身を動かし静かに息を吸って、血流に乗せて全身に酸素を送る。そうすることで、カヤックの中に長時間座りっぱなしでも腰や背中が痛くなったりしなくなる。進行方向を見据え、水面の表情を読み取り、水の上のコースを考える。一漕ぎ一漕ぎ、パドルの感触で常に水と対話する。決して毎回同じ力で同じようには漕がない。漕ぎ進んでいくと徐々に頭の中から余計な思考は消えていく。自分と海だけに集中していき、一種の瞑想状態に入ってくる。その状態がきまると、いつまでもどこまででも漕いでいける。夕方になったら、野営するビーチに上陸し、テントを張り、火をおこす。瀬戸内海は上陸すると何故か一人、ローカルのじいさんが寄ってくる。そのじいさんがその島の真実や人生の格言を俺らに伝えてくれる。社会のメインストリームから離れ、すこしドロップアウトし世の中のフリンジ(端)を徘徊する瀬戸内カヤックの旅。やめられまへ〜ん。
一歩、入ればそこは昭和空間
石垣こそアート
瀬戸内のフェリーはバスがわり
どの灯台も美しい
島の現実をじいさんが教えてくれます
カヤックの旅人のキッチン
カウボーイに憧れてた少年時代。そこが原点。
海から見る古い集落は美しい
潮待ち、風待ち、昼休憩
先輩からお言葉頂きました。嫁は大切にします。
朽ちていく木の舟。ハイダグワイのトーテムポールを思い出した。
ここも昭和空間
潮が満ちてきた。出発だ。
湖のような秘密の入江
また来年!