Fringe Kayak Trip

Granstream 大瀬志郎のBlog

マキシマサイクル

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西伊豆でハイエースのブレーキパッドがキーキーいい始め、久我君と代々木の裏通を走るころには、石焼き芋屋の車と間違えておばあちゃんが飛び出してくるんじゃないかというくらいうるさくなってしまった。さすがにこのままでは滋賀には帰れないので、飛び込みで当日対応してくれる自動車修理工場を探したがなかなか見つからない。巡り巡って、昔、エイアンドエフ時代からお世話になっている牧島サイクルの牧島さんに口を聞いてもらいお店の近所の自動車工場に急遽、預けられる事になった。牧島さんと俺は20年来のお付き合い。今まで100回くらいお会いした事があったが、いつも軽い挨拶を交わすくらいでゆっくり話をする事がなかった。この車のトラブルは牧島さんと話をする神が与えてくれたチャンスだったのだろう。店で缶コーヒーをごちそうになりながら色んな話をうかがうことが出来た。自分が好きで信頼出来るいいブランドへのこだわり、またいいブランドを支える技術、ハードとソフトの提供のバランス、今まで30年間一人、腕一本でこの店を守ってきた男の魂を垣間みる事が出来た。牧島さんは現在65歳。3年前にリュウマチを患ってもまだ自転車に乗っている。夏はロード、冬はマウンテン。「牧島さん、自転車好きですね〜。」というと「うん。俺、自転車好きだね。」と帰ってきた。俺も牧島さんの年になってもカヤックを漕ぎ続け、店を守り続けよう、そう思わせて頂いた東京新宿の午後のひと時でした。

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