Fringe Kayak Trip

Granstream 大瀬志郎のBlog

2018春の瀬戸内ロング、レポート

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4泊5日の瀬戸内ロング、漕いできた。出発は鞆の浦、ゴールは牛窓。初日は冬のような悪天候だったので、村上水軍商会のアジトでお世話になり、停滞。鞆の浦を出て、西にヘッドして白石島や北木島の笠岡の島々、広島や本島などの塩飽の島々を巡り、瀬戸大橋をくぐり、アートな島、直島をスルーし、メキシコのような景色に出会い、牛窓にたどり着いた。潮は中潮から小潮、日中、満ちて向かってくる潮だったので、朝、夕の数時間づつ、うまく潮に乗って漕ぎ進んだ。カヤックは、フェザークラフト ウィスパーXP(俺)、エアロナット、カフナ。荷物を積んだ状態でのエアロナットの(ウィスパー、カフナと比べて遜色のない)航海性能を認識することができた。(漕ぎ手の性能もよい場合。)

f:id:ocean46:20180324170730j:plain風と潮を読み、浜で火をおこし、月と星を観る。海は隔てるものではなく、繋ぐものだとシーカヤックを漕げばわかる。瀬戸内海は風と潮をうまく使えば、カヤックにとってはハイウェイとなる。

f:id:ocean46:20180324175335j:plain春になり、また海上浜辺生活が始まった。仕事とはいえ、これがないとバランスが取れない俺は現代社会においては欠陥人間、発達障害なのかもしれない。特殊ながらも自分が自分らしく生きる生き方が見つかって本当によかったなと思っている。同じく失うものがありながらも、当ツアーにご参加頂いた参加者の皆さま、ご参加ありがとうございました。楽しかったですね。


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酒といい女にはめっぽう弱いが、上陸したらまずは空きっ腹にストレートバーボン。

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夜は0度まで冷えた。昼は20度。水温は低いのでドライスーツを着用するが、ドライスーツの中が汗ばむ。一番、ウェアリングが難しい時期。しかし油断は禁物。

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三夜、テント無し(俺だけ)で焚き火のそばで寝た。毎朝起きると寝袋は夜露でびちょびちょ、朝、焚き火で乾かす。

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瀬戸大橋をくぐる。潮も早いし、大型船も多い。エキスパートエリアだ。

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潮が逆なら、装備を乾かしながら昼寝して待ったほうがいい。

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どこでも簡易キッチン。バーナー使ったのはこの時だけ。後はオール焚き火。

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島全体がこんな感じの島。バハカリフォルニア(行ったことはないが)のようだった。夕日を浴びた荒れた岩肌に松の緑と何かわからないピンクの花が綺麗に咲き、幻想的だった。

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この時間帯には火を起こし、つまみで酒を飲み、飯を作り始める。1日、頑張って漕いだ後の至福の時間帯。

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この時期の瀬戸内の水の透明度。

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ゴール地点、岩風呂、無我くんの石釜ピザ。文明に戻った直後の最初の食事、たまらん。

3月の瀬戸内海。お客が少なくても、もしくはいなくても、また来年漕ごう。

Thanks for
村上水軍商会(鞆の浦/seakayak) http://www.suigunkayak.com/
岩風呂(牛窓/pizza) http://blog.okayama-kanko.jp/staff/2016/04/post-c652.html


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